ロシアW杯GroupA エジプトvsウルグアイ 戦評
始まりましたね、ロシアワールドカップ。
今回のワールドカップがサッカーに本格的に興味を持ち始めてから初めてのワールドカップなので、ちゃんと見る試合についてはちゃんと試合見てメモ取って分析して知見を高めていこうと思います!
素人の意見なので色々と目が節穴になっている可能性もありますが、よければみなさんも読んでいろいろご意見いただければ。名鑑も買ったし、今回のW杯は味わい尽くしてやるぜ。
ダイジェストはこちら。
スタッツはこちら。
- システム
エジプト 4231
⇒とは言っていたものの守備時はほぼ4411見たいな感じ
ウルグアイ 4222
⇒とは言っていたものの攻撃時は10番が右に流れて2233みたいな感じ
- 時間帯別メモ
前半
3分 ウルグアイのプレス開始位置は自陣入ってから
4分 ウルグアイは10番がわりとボールサイドに寄る 自由に動く
5分 ウルグアイ カウンターで逆サイドに開いている選手がいない
6分 スアレスは自陣でも取れそうだと思ったら追ってるけど他が連動してない
7分 エジプトの撤退守備は44ブロック
8分 エジプトは高い位置ではダイヤモンドの442でプレッシング
10分 奪ったらエジプトは縦に早く出すが質的優位が取れない
11分 スアレスがラインを引っ張る
12分 エジプトのビルドアップはほぼエルネニー経由
16分 フリーキックは22番
17分 エジプト19番は明らかなダイブ サラーが出てくるまではセットプレー狙いか
18分 ウルグアイは右SBが上がるビルドアップの狙いがはっきりしている
エジプトがボラからボール奪ったので数的優位でチャンスになった
18分 基本エジプトは前に人をかけない
21分 エジプト 19番は割とファールもらいたがる
⇒10番がかなりハーフスペースに動くから入る必要ない
ウルグアイの2トップには割と自由が許されてる
25分 エジプト ウルグアイの右サイドのビルドアップを奪ってカウンターが続く
26分 エジプト モフセンへの縦ポンからのこぼれ
38分 ゴディンが中央左を持ち上がってアラスカエタへ通すもトラップミス。右サイドが詰まっていたのでスペースが空いていた
42分 ウルグアイは前の選手があまり動かず、戻りがやや遅い
45+1分 エジプトはアタッキングサードで崩しきれない
前半短評
ウルグアイは2CBをかなり信頼してる感じ 一方エジプトは最終ラインの4枚をほぼ崩さない
エジプトはしっかり守る ここにサラーが入れば確かにかなり怖いチームになりそう
今日は引き分けでもいいゲームプランなのかも
後半
3分 ウルグアイ ビルドアップ時に10番が中に入るのは変わらず
5分 エジプト ハメド⇒モルシ 怪我での交代
7分 エジプト やはり奪ってカウンターの形もトレゼゲのパス流れる
8分 ウルグアイのプランに大きな変更は見られないがエジプトは両SBが上がるようになってパスコースが増えている
10分 エジプトは片方のSBが上がって343のような形 ウルグアイはややマークが混乱しているか
13分 ウルグアイ ナンデス⇒サンチェス アラスカエタ⇒ロドリゲス 胸板厚いな~
14分 ウルグアイ ロドリゲスはアラスカエタより外に開く
17分 ウルグアイ そのかわりに右サイドのサンチェスが中に入る
18分 エジプト モフセン⇒カフラバ もしかしてエジプトは0-0狙いでサラーはビハインドのオプション?
20分 エジプト ショートカウンターで数的同数もパスを出すタイミングが遅くてチャンス広げられない
23分 エジプト エルネニーがハーフスペースの崩しに参加してチャンス演出
24分 ウルグアイ サイドに人数をかけなくなってきたのでチャンスが少なくなってくる
26分 エジプト SBが高い位置取らなくなった
30分 ウルグアイ ベンタンクール視野広い
32分 ウルグアイ ゴディンの機を見た上がりもパスが流れてGKに
34分 エジプト 11番が縦に抜けるも中へのグラウンダーのパスはカセレスがナイスカット
36分 エジプト エルネニーが攻撃に絡むとチャンスになる
39分 エジプト ソブヒの守備はやや怪しい プレスにいくのかいかないのかはっきりしない感じ
41分 エジプト ソブヒでかくて他馬鍬でしっかり押さえる
43分 ウルグアイ ベシーノ⇒トレイラ 俺のトレイラきた
45+3分 エジプト パワープレイに転じるもこじ開けられず 試合終了
- 総評
ウルグアイはスアレス・カバーニにいかにボールを集めるかというところで、右のビルドアップにこだわるプランA⇒3列目・4列目がハーフスペースめがけて持ち上がるプランBで決定機までは進んでいたもののスアレスがことごとく当たっておらず、逆にエジプトのGKを乗せる結果になってしまったのが残念。プランAにもう少しこだわってもよかったのかもしれないが、ボランチのベシーノがやや危ないところでボールを晒してショートカウンターを受けてしまうケースが多かったのでここは次回までに修正されているかどうか。
後半37分にサラーを出さないことを決めるまではほぼ完ぺきにエジプトのゲームプランだったと思うので0-0が妥当なゲームだったかな、と思っていたが、それを上回る個の質と機を見てDFまで攻撃参加する勝利への執念を持っていたウルグアイが地力の差を見せた結果となった。
エジプトはここから2連勝が絶対になったので、この短期間にサラーのコンディションが戻るかがカギになりそう。現状の前線ではアタッキングサードの攻略にやや難があるように見えたので……。
ウルグアイも同様にスアレスが当たっていないのが懸念点。それでもなんとか勝ち切れたので、大会が進むにつれてゴールを取れるかどうか。幸いにも(?)次の相手はサウジアラビアなのでここで2トップにゴールが生まれれば一気に調子を上げられるかも。
両チームともよくまとまっていてナイスゲームでした!
流石W杯だ。楽しいぜ。ただこのペースで分析が書けるとはとてもじゃないけど思えない。。笑